チワワーズとの切ない夜
2018/01/27
いつも、尻尾フリフリ、体全体で、大歓迎を表現して、
毎日お迎えしてくれるハヤテ(チワワ ♂ 5歳 薄情者)が、
さくらも、いるよ。
旦那さんがフードを作成中だと、
名前を呼んでもチラッと振り返るだけだった。
と、以前書いたことがあるんだけど(→コチラ)、
ハヤテは「夜にきちんと寝る」主義で、
直前まで旦那さんとイチャイチャして、
私の横を通るときは、捕まらないようにと、
さくら(チワワ ♀ 6歳 家の中では平常心)のハウスへと急ぐ。
それでも呼び止められちゃったときは、
一応、愛想を振りまく振りをするけど、私が撫でる手を止めた隙を狙って、
さくらのハウスへと急ぐ。
そして、ついにこの前は
呼ばれたのに聞こえないフリして、そそくさと通り過ぎちゃって、
その後、呼んでもさくらの部屋から出てこなかった。
えぇ~、なんなのよっ。
旦那さんとイチャつく前は、
私の膝をさくらと『取りっこ』してたくせに。
あぁ、あれも歯磨きして、ご褒美をもらうためか。
そして、その前はハウスから出たかったからか。
で、その前は・・・・。
と、私に対する、その可愛い振る舞いの裏には、
常に黒い策略があるということを、こうもまざまざと知らされると、
いつも側にいて、
なんでもいいからとにかく撫でを要求してくるさくらが、
「んもう、今忙しいのに」
と言いつつも、可愛く感じられるのが人情ってもんじゃないか。
そんなさくらが昨日、
いつも私と一緒に寝てるさくらが昨日、
どうしたわけかハヤテのハウスで寝てしまった(空いてたから、別にいいんだけど)。
いつもと違う環境に、ちょっと寂しくなってしまった私。
先日のリベンジマッチとして、ハヤテを呼んでみる。
案の定、無視。
でも、私が携帯を構えたり動き出したことで、
突然の「おいで」に寝ぼける、さくら。
オマエはダメだよ、ハヤテ。
どうにか寝たフリをやめて、尻尾を振って寄ってきた(おー、ウソクセー)。
そして、お腹をみせて「撫でて~」とお願いしてくる。
「寝たかな?」と撫でる手を止めると、
「撫でて」と、また両手を振って要求してくる。
そのうち、しっかり撫でてるのに、
何度も何度も、真っ黒い純粋な目で私を見つめてくるようになった。
ちゃんと撫でてるのにな、と思った次の瞬間、
真ん丸でまっすぐに見つめてくる目が語ってることを、
私は悟った。悟ってしまった。
と言ってるのを・・・。
「・・・うん、わかったよ、無理させてごめんね」
と、私が撫でる手を緩めると、それを感じ取ったハヤテは、
1度も振り返ることなく、さくらのハウスへと旅立っていった。
飼い犬との心と心が通じ合った瞬間であった。
・・・って、なんだよ、それ。
いい話風にまとめてみたけど、
切な過ぎんでしょうが、私。