さくら 散歩

忘れる大人。

グランドに散歩に行った日のこと。

すでに先客がいて、
 

「ナイスボール!ナイスピッチング!
今のいいよ、よかったよぉ!!」

 

と、大人の人たちが熱くピッチングの練習をしてた。
 
だけど、ぐるりとひと回りしてくると、
すでに先ほどの人たちは帰ってて、そこには置き忘れられたボールがひとつ。

 
・・・・・、

さっきあれほど、『ナイスボール』って叫んでたではないですか。
あ、このボール結構汚いから、
もしかしたら、このグランドに来た人たちで使いまわしてるのかな。

まぁ、どっちでもいいや、借ぁりちゃお。
 
私、さくら(チワワ ♀ 6歳)とボール投げするのが好きでしてねぇ。
 

なぜって?

いつもはのほほ~ん、ほにゃにゃ~んと
半眼で生きてるさくらが、このときはキリっとした顔を見せてくれるからね。
 

ボール遊びするさくら

 

あらやだ奥さん、やっぱり可愛い♡

この表情が見れるのは、
『ボール投げ』のときと『食い物が絡んだ』とき限定。
 

ただ、可愛いは可愛いんだけど、このボール投げ、
すごい勢いで走ってくわりには、
 

ボール遊びするさくら2
  ボール遊びするさくら3
ボール遊びするさくら4
 

ボールをボールだと確認したら、それで終わり。
持ってくるとか、そういう余計なことは一切しないから。
そういう主義だから。
 

ボール遊びするさくら5
 

なもんで2回も投げれば、もうお腹いっぱいで、
散歩を続行すると、
 

お次は・・・・、
 

靴を見つけたさくら

 
 

ウソでしょ。
 

おいおい、いくら何でも忘れすぎじゃねぇですかい。
あ、もしかして、このグランドに来た人たちで履きまわしてるとか。

 
 

・ないない。

靴を見つけたさくら2
 

どうしたら、大人がシューズを忘れて帰ってしまえるのかということと、
どうして、さくらがそこまでシューズに執着してしまってるかを知りたい。

 

 

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