忘れる大人。
グランドに散歩に行った日のこと。
すでに先客がいて、
「ナイスボール!ナイスピッチング!
今のいいよ、よかったよぉ!!」
と、大人の人たちが熱くピッチングの練習をしてた。
だけど、ぐるりとひと回りしてくると、
すでに先ほどの人たちは帰ってて、そこには置き忘れられたボールがひとつ。
・・・・・、
さっきあれほど、『ナイスボール』って叫んでたではないですか。
あ、このボール結構汚いから、
もしかしたら、このグランドに来た人たちで使いまわしてるのかな。
まぁ、どっちでもいいや、借ぁりちゃお。
私、さくら(チワワ ♀ 6歳)とボール投げするのが好きでしてねぇ。
なぜって?
いつもはのほほ~ん、ほにゃにゃ~んと
半眼で生きてるさくらが、このときはキリっとした顔を見せてくれるからね。
あらやだ奥さん、やっぱり可愛い♡
この表情が見れるのは、
『ボール投げ』のときと『食い物が絡んだ』とき限定。
ただ、可愛いは可愛いんだけど、このボール投げ、
すごい勢いで走ってくわりには、
ボールをボールだと確認したら、それで終わり。
持ってくるとか、そういう余計なことは一切しないから。
そういう主義だから。
なもんで2回も投げれば、もうお腹いっぱいで、
散歩を続行すると、
お次は・・・・、
ウソでしょ。
おいおい、いくら何でも忘れすぎじゃねぇですかい。
あ、もしかして、このグランドに来た人たちで履きまわしてるとか。
・・ないない。
どうしたら、大人がシューズを忘れて帰ってしまえるのかということと、
どうして、さくらがそこまでシューズに執着してしまってるかを知りたい。