そして私は強くなる。

確かに、久々の旅行ということもあって、

ワンピなんか着て、
いつもはスニーカーなのに、ヒールの高いサンダルで、
気取った動きにくい格好してたけどさ・・・。

 

天茶

 

うちの地元の電車は、
到着時と発車時は自動で開閉するんだけど、

もう乗る人がいないからとか、
後から来た人が閉まった扉を開けるためとか、
そのときは、扉の横についてるボタンで手動で開閉するシステム。

 
「さぁ、これから思いっきり楽しんでくるぞ!」
と鼻息荒く電車に乗り込もうとしたとき、
私が並んでる車両が混んでて、座れないかも
と、ちょっと悩んでから、隣りの車両に乗り込むことに決めた。

 

カレー

 

そのとき、目の端で扉の横に立ってる女性が、
『閉』のボタンを押したのを確認。
確認したんで、私は『開』ボタンを押して、
慎重に少し待ってみた。

 
この電車の扉が、閉まる動作をしたあとでなければ、
『開』ボタンを押しても反応しないのかもしれない。
きちんと1回閉じたあとでなければ、ダメかもしれない。

そう思ったからこそ、扉がどんな反応するかと
若干待ってみたのよ。

でも、扉は開いたままだったから、
「よし!」と乗り込んだら、

 

 

 
 

見事に吹っ飛ばされました。

 

お刺身

 

なまじ1回待って、「大丈夫」と思っちゃったがために、
そのあと扉のことなんてすっかり忘れて、
まったく注意してなかったもんだから、
不意を突かれて、ホントに吹っ飛ばされた
という表現が1番ふさわしいぐらい、
ボーンと飛んで、すっ転んで、スダダダーと横滑りした。

 
私、大人が、いや、小さな子だって、
こんなに豪快に電車の中に吹っ飛んで乗り込んでくるとこ
見たことないよ。

しかも、旅行の初手で、知り合いが居るかもしれない地元で。

 
それでも席を確保して座った頃に気が付いた。

 

れんこん

 

「だから?」
 
と思ってる自分がいることに。

 
こんなこと、こちとら日常茶飯事なのよ。
こんなことぐらいで、浮かれた旅行気分を
ダメにされたりなんかしないのよ。
 

若い頃ならきっと、赤面しまくって前も向けず、
「なんで私ばっかりこんなことに」
と神様とかなんか、そんなものに心の中で
呪詛を吐きまくってただろうに。

 
華麗なスライディングを決めてコケてから、
まだ1分も経っていないのに、完全に立ち直ってた。

どうよ!

 

旦那さんと

 

でも、その強くなった心を素直に喜べないのは、
なんでだろう・・・。

 
 

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