ビリーへの手紙
ビリー、私、あなたの元に入隊してから、
さくら(チワワ ♀ 6歳)のことでわかったことがあるの。
さくらが散歩に行く前に見せるあの、
という姿と、
いざ海や公園に到着しちゃえば、
華麗に縮んでからの
ニョーン。
と、目いっぱいエンジョイする姿のギャップに、
「はっ?あんた、何なの」と違和感を感じてたけど、
さくらもきっと私と一緒だったのね。
週に3度の、あの過酷な1時間。
始める前は、
「うわぁ、やりたくねぇ。暑いし、疲れるし、ケツ筋つるし」
と、やらずに済む言い訳を考えながらダラダラして、
「だったら、やめれば」と旦那さんに、
冷めた声で言われながら、
それでもあなたの声に励まされ、
何度もくじけそうになりながら(実際、「こんなのできるかって」とくじけながら)、
なんとかノタノタと動き続ける1時間。
汗ダラダラになりながら、
「みんな集合」という終わりの合図を聞けたときの、
あの達成感と爽快感。
わたす、今日もやれた。
(実際、何度か休憩したけども)
それでもやっぱりまた、
始める前はダラダラウダウダし、
だけどきっと、あの達成感と爽快感を求めて、
私はあなたに会いにいくのでしょう。
散歩に行く前ウダウダする、さくらの気持ちが
ほんの少しでもわかったような気がした午後。
ただひとつだけ、どうしても解けない疑問があるの。
入隊して2ヶ月以上経った今、
、
あんなに、きついと思ってたスカートが
相変わらずきついままなのよ。
体重計も同じ数値を表示し続けてるし。
あなたは終わる間際に、いっつもいーーーーーつも、
「これで2キロは痩せたかな」
って言うのに。
本当に不思議ね。
それとも、その気になって、
いっつもいーーーーーっつも、
体重計に乗ってしまう私がバカなのかしら。