さくらとハヤテ

恐すぎる体験

この前、今年2度目の雪が降りました。

とは言っても、
積もるとかって感じじゃ全然なかったんですが。

 
全く何も考えずに、いつも行く『山のような公園』に行ってみたら、
さすがは『公園』というよりは、ほぼ『山』。

下って行ったら、

 

雪道
さくらは早々にリタイア中。
 

雪があったよ。
 

わー、チワワーズの初雪体験はどうだ。

と、突然出現した雪にウキウキして、
とりあえず、ハヤテ(チワワ ♂ 6歳)から雪の近くに移動してみる。
 

雪とハヤテ

 

・・・動かない。
 

このあと動画も撮ってたんだけど、
全く動いてくれなくて、
じゃあ試しに雪の上に、ちょこっと置いてみようかな。

 
とか思ったそのとき、
突然、20代前半の男の人(私の年からしたら男の子か)が現れた。

 
元々、この公園かは下にくだる道自体も何箇所かあるんで、
ときどき人とすれ違うことがあるぐらいで、ほとんど1人(とチワワ2匹)

 

散歩中のハヤテ

 

だから、いつものことで特に驚く必要はないんだけど、
いつもと違ってることがひとつあって、

 

その子の手には長ーい木刀。
 

しかも、持ち物はその『長い木刀』だけ。
木刀オンリーで、山にインですよ。

 
現実離れ過ぎてて、状況が理解できずにいると、

「ワンワンワンワンワン」

と、突然人が現れたことに驚いたのかハヤテが吠え出した。
それに釣られて、さくら(チワワ ♀ 7歳)も吠える。

 
そこで、その子が「お、びっくり。ごめん」
というような普通の対応をしてきたんで、

あ、なんだぁ、こっちの勘違いか、
普通の人じゃん、ごめんね、勝手に警戒しちゃって。

 

 
 

って、なんねーよっ。

 
全然安心できないっつーの。
だって普通じゃないもの。
その長すぎる木刀が違和感ありすぎるもの。

 
変に警戒した様子を見せたらダメだろうと思って、

(普通に、いつも通りに)と心の中で自分に言い聞かせて、
「吠えない」とチワワーズに注意しながら、
さりげなく、その男の子とは反対のほうに誘導し、

姿が見えなくなったところで、猛然とダッシュ、ダッシュ、ダッシュ。
さくらを抱えたまま、ダッシュ。
ハヤテを伴って、ダッシュだよ。

 
その間、心の中は、
「早く、早く、人のいるところへ」
とだけ唱えつづけてました。

 
もう何がコワいって、

山の中で木刀持って、
なのにコートが街中でデートするときのような
ちゃんとした黒のロングコートだってこと。

何を着ようと、その人の自由だけど、
自由だけども山の中で木刀を持ってるときに
着るのだけは、やめてちょうだいよ。

 
車に無事、戻ってきてシートに座ったときは、
本当にどっと疲れました。

 
しばらく、あの公園で1人になるのはやめときます。

 
 

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