夏の恐怖
2020/04/29
休みの日、
またまたまたまた、海に行ってきました。
もう、波もだいぶ高くなってきてて、
砂浜には、人っ子ひとりいない。
(あ、いやいや嘘。釣り人がひとりいたな)
もともと、こっちの海は小さいし、
今年も遊泳禁止のままで、片付けなんかもされなかったから、
そんなに人もいないんだけど、
あぁ、今年の夏も、もう終わりなんだね。
なんて柄にもないことを、
チワワーズを散歩させながら思ってた。
けど
そんな感慨に悠長にふけっていられたのは、ここまで。
気配を感じて、「え?」と思ったときには、
もう、ノーリードの黒ラブが目の前に居た。
これが、前とか後ろとかで、歩いてくるのが見えてたら
まだ心構えも違ったんだろうけど、
私たちが歩いてた砂浜の、横の林から突然現れたもんだから、
度肝を抜かれた。
うちは、公園とか海なんかの、広い空間のときは
ロングリードを使っていて、そのときもロングリード。
もう、紐の調整を戻してロックして、なんてやってらんなくて
リードを慌てて、両手で手繰り寄せるんだけど、
相手は動きも速くて、くるくる回り込んできて、
フラフラと近寄るさくら(チワワ ♀ 5歳)と、
迎え撃とうとするハヤテ(チワワ ♂ 4歳)を
少しでも近づけないようにと、パニック状態。
それでも、1、2度、
吠えるハヤテの顔に、
相手の顔がもう触れるぐらい近づくことがあって(死ヌカト、思ッタヨ)、
別に噛もうとかするでもなく、
ただ珍しそうにクンクンするのを見て、
「あ、この子はただ遊ぼうとしてるだけなんだ」
と、嵐のような精神状態の中でうっすら気づきはしたものの、
いつ何時、相手の子の気持ちが変わらないとは限らないし、
もう冷静さなんて、1ミリも残ってない私は、
さくらとハヤテの名前を絶叫しまくってました。
多分、私のその声を聞いて、
やっと飼い主さんが、その子を呼び戻す声が聞こえてきたけど、
その子は、
「え~、もうちょっと、このちっさいのと遊びたいな」
という感じで、
飼い主さんの声は気になりつつも、戻ろうとしない。
やっとのことで、
ハヤテを抱っこして、さくらを背中に隠したときは、
もう両足がガクガクのブルブル。
そこで、やっと黒ラブが退場してくれた。
その後、飼い主がその子を叱る声が聞こえてきたんだけど、
遅ぇし、そもそも悪いのはその子じゃなくて、お前だ!
と、今ブログを書いてて、
やっと少しだけど、その飼い主に怒りが沸いてきた。
その瞬間は、飼い主が謝りに来たけど、どうでもよくて、
「あれ、私って、こういうとき、
ちっとも頭にこないんだ」って自分でも思ったぐらい、
これっぽっちも怒りの感情というものが沸いてこなくて、
もうただただ、さくらとハヤテが痛い思いをすることがなく、
どこも怪我をせずに、
元気な姿のまま抱っこできたことが本当に嬉しくて。
ただ遊びたかったであろう黒ラブから見たら、
砂まみれで絶叫してる、「面白おばちゃん」にしか
見えなかったかもしれないけど、
おばちゃん、あのあと、喉は痛いし、
変に力を入れちゃったせいで、
足とか筋肉痛になったんだからな。
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